「道路交通法」及び「道路運送車輌法」があります

「道路交通法」

道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、道路の交通に起因する障害を防止することを目的とする法律です。

「道路運送車両法」

この法律は自動車の安全を確保し、適正な使用を期するため自動車の検査と登録の制度を設けるとともに、自動車の整備および整備事業についても規制しています。中でも車両の構造・装置について明記しているのが「第3章　道路運送車両の保安基準」であり、道路を走行する車両についての基準が定められています。

保安基準について確認しておきましょう

「道路交通法　第3章　道路運送車両の保安基準」より関係部分を要約
「保安基準」とは道路を運行する車両に対する国が定めた規制です。その中でもマフラーに関わる具体的な項目は下記の４項目です。

第3条　最低地上高

下記　a）、b）、c）の基準をそれぞれ満足していること（1cm未満は切り捨て）
自動車の接地部分以外の部分は、安全な運行を確保できるように地面との間に適当な間げきを有しなければならない。
スポーツマフラー装着後、車両の最低地上高が変わるものもありますのでご注意下さい。

第30条　騒音防止装置

下記ａ)､ｂ)､ｃ)の基準をそれぞれ満足していること。
a）内燃機関を原動機とする自動車には、騒音の発生を有効に抑制することができる消音器を備えなければならない。

c）近接排気騒音

車両・測定マフラーとも十分に暖気した後、停車状態で、 ニュートラルギア位置にて最高出力回転数の75%の回転数までエンジンを回した状態を一定時間（一般的に5秒以上）保持し、 急激にアクセルを離しアイドリング状態になるまでの最大音量値を測定します。
マイクロホンは図のように、 マフラー端から45度後方の同じ高さで距離0.5mに設置します。

試験場所は、出来るだけ周囲から反射音の影響を受けない乾燥した平坦舗装路とし、風速5メーター以下の条件で行います。また、騒音計の設定は周波数重み特性をA特性、動特性をFASTとして測定します。